公募型プロポーザル・コンペと指名型プロポーザル・コンペの違いについての説明です。

公募型プロポーザル・コンペと指名型プロポーザル・コンペの違いとは?

公募型プロポーザル・コンペと指名型プロポーザル・コンペの違いとは?

公募型プロポーザル・コンペとは

公募型プロポーザル・コンペとは、一般的に広く公開されている募集要項に従い、誰でも参加できる入札形式のコンペティションです。
これは、参加者が多様であるため、幅広いアイデアと視点を得ることができ、選考プロセスが透明かつ公正であることが期待されています。
また、この形式は、市場の活性化、技術の進歩、競争促進などをもたらすことができます。

公募型プロポーザル実施広告の見本

※公募型プロポーザル実施広告の見本

指名型プロポーザル・コンペとは

公募型プロポーザル・コンペと指名型プロポーザル・コンペの違いとは?

一方、指名型プロポーザル・コンペは、選考委員会が事前に選定した一定の候補者だけが参加する形式のコンペティションです。
この形式は、特定の専門知識や経験を持つ候補者を選ぶことができ、誰が参加するかが選考委員会によって決定されるため、選考プロセスが迅速かつ効率的であるという利点があります。


このように、公募型と指名型のプロポーザル・コンペは、それぞれ異なる利点や欠点があります。
どちらの形式を採用するかは、目的や要件、予算、時間枠などに基づいて決定する必要があります。

指名通知書の見本

※指名通知書の見本

民間での採用傾向

公募型プロポーザル・コンペと指名型プロポーザル・コンペの違いとは?

民間では、後者の指名型プロポーザル・コンペが採用される傾向にあります。
提案者数が10者程度までのケースが多く、公募型よりも当選しやすい傾向にあります。


また、公募型といっても、その多くは、当該プロポの発注元である自治体、都道府県市町村などの組織への指名競争入札登録が必須のものや、建築設計事務所の本店・営業所などが当該自治体に所在していることなど、参加への制限がかかっているものがあります。
逆に、指名登録は「当選の後、契約するまでの間に済ませれば良い」というようなコンペ・プロポーザルの場合は、公平性公正性の高い競争である傾向が高いです。